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キトラ古墳と私 :::part1

2006年5月26日(金) ~ 5月28日(日)


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5月11日、いつものとおりYahooニュースを見てたら、
心揺さぶられるニュースが飛び込んできた。
どうしても見たかったの、キトラ古墳。
絶対に一生のうちでもう見れないって思ったから。
それが公開だって。

キトラ古墳は多分、昔の皇子のお墓。
石で出来たお部屋には四神である玄武、朱雀、白虎、青龍が
描かれていて、天井にはアジアで最古の天文図が書かれてる。
今回はその白虎が公開されるのじゃ。
いつ頃のもの?キトラって?みたいな疑問は
こちらで解決してください。


2006年5月26日

急に決まった旅行には、十分な予算も計上できず、
地鉄の高速バスで格安旅館に車中泊入れて二泊二日の旅となりました。
っていっても、クイの旅は常に切り詰めたものとなるわけですが。
高速バスって十数年前に乗ったきりなので、
かなり古いイメージだったんだけど、
ちゃーんと高速バスもイマドキになってるんですわ。
席は一つ一つ独立していて、3列になっているし、
横は少しずれていて、適度な孤独感。
足置きにふくらはぎサポート台、150度まで倒れようかというほどの背もたれ。
まさにファーストクラスよ。
知らなかった。こんなに快適化されていたとは。
ちょっと高速バスもこれからの選択肢に加えなければ。

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大阪行きの便なので乗務員もおらず、運転手さん1人で切り盛りするんだけど、
かつての職人かたぎな運転手さんではなく、フレキシブル対応可能な、
スマイリーな運転手さんなのよ。
地鉄の高速バスチケットは発車オーライから往復割引で購入できて、そのまま自宅のプリンタで発券までできちゃうんだけど、後日変更ってのが出来ないのよ。
今回往復割引適用のため、行きと帰りの乗り降りの場所が一緒でないとだめなんだけど、
深夜便と日中便では停車場所が微妙に違うの。
簡単に言えば、行きでは京都駅に止まるけど、帰りでは京都駅は止まらない。
ってんで、高速道路のバス停である「高速高槻」-「富山」で取ったんだけど、
この高速バス停ってのが、街中にあるわけが無く、移動がかなり面倒であると判明。
結局大阪で往復しようと思ったが、そんなこんなで変更がムリってことに。
しかし、バスに乗るときに「実は京都で降りたいんです」っていうと、
「返金は出来ないですがいいですか?良ければ問題ないですよ。全然」だって。
んで「帰りは大阪から乗りたいんですが」というと、
「じゃぁ、直接大阪の乗り場で今と同じように運転手に言って下さい。追加料金200円くらい必要ですが、ゼンゼン問題ないですよ」って。
実に良い。
今回エアー枕を持参したのだが、これからは乾燥防止のマスクと
携帯用スリッパ、顔用ウォータスプレーが必要。
まさに飛行機の必需品と一緒。

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京都到着は5:15。
さすがの京都駅も誰もいないよ。
近鉄に乗って大和西大寺経由で橿原神宮前駅まで。
4年前にナオと一緒に来たことがあるから、うっすら覚えてる。
ここは駅構内にコンビニや喫茶店、パン屋があって、
外にはまったく無いの。
だから一回改札をでても「中のお店に行きたいんだけど」っていうと、
きっぷナシで入れてくれるのよ。
というわけで、モーニングいただきました。
これで500円はかなりお得よ。

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前回と違う点は、明日香村の数ある有名遺跡をめぐる
周遊バス「かめバス」が30分に1台の割合で運行してること。
それにこのキトラ古墳開催中は臨時便がガンガン出発している。
モチロン始発で一番にキトラ古墳を見に行っちゃう。
まだ時間があると思ってゆっくりしてたら、
なんとしっかり列が出来ている。
やっぱり人気なのね。キトラって。
この列に並んでる時に後ろに並んでたおばさま達の会話から入手した情報。

「どうやら、愛知博のマンモスみたいに前に止まって見たりできなくて、
ベルトコンベアー状態らしいでぇ~」
「ほんまぁ~?」
「んで、このバスももっと早いバスは無いんですか?って聞いたら無いらしいねん。
でも、マイカー組がいるから、このバスで行っても既に待ち時間あると思うでぇ」
「それはしゃーないなぁ~」

と、まぁこんな感じで、いつのまにかクイも心の準備完了です。

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駅から周遊バスで約15分ほどで今回の開場の
奈良国立文化財研究所飛鳥資料館」へ到着。
橿原神宮前駅で時間があったのでジロジロ見てると、
駅の改札で周遊バスのチケットと開場のチケットが発売されているのを発見。
そこでさっさと購入しておいたのが良かった。
入場チケット買うのにも並ばなきゃいけなかった。
館内では実際展示してある部屋までは延々と発掘品や経緯などを展示してあるが、
そんなものは後でも見れると早足で目的地へ。
そこには既に列で「30分待ち」だって・・・すぐに並んでみる。
そして5分もしないうちに、後ろにダーンと長蛇の列。
ギリ助かった感おおありです。

実際の白虎はとっても小さくて、繊細で、可愛かった。
そして、すごくキレイに色が残っているのに感動。
今から1300年以上前のものとは本当に思えない。
誠に来て良かったと、自分の判断を賞賛です。
でも、案外小さいのねっていうのもアリね。

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外に出るともう75分待ちの上に、さっき以上の長蛇の列。
多分90分待ちくらいだと思うな。
ホントいいタイミングでしたわ。
この明日香村は見どころな遺跡が沢山あるんだけど、
それ以外はホントのどかなの。
逆に遥か昔の風景を想像できるくらいゆったりしてるのよ。

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キトラクリアしたら、後は特にコレといって決めてなかったの。
バスの周遊券もあるからどこでもいける。
混雑した飛鳥資料館をとりあえず去りたかったので、
来たバスに飛び乗ってみる。
そういえば、前にも来た、男前な大仏さんのいる飛鳥寺が近い。
行ってみる。
ここの大仏さんは日本最古の大仏さん。
日本人離れしたお顔立ちで美しいので、クイ好み。

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この寺の奥に蘇我入鹿の首塚があるので、そこへも行ってみる。
前にナオと来たときには蓮華が一面に咲いていたけど、
今はただの休耕地でした・・・

それにしたって、良いお天気。
天気予報では曇りのち雨で、気温は19度のはずが、
しっかり汗だくで、たぶん26度はあると思うんだよね。

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次は聖徳太子が生まれた場所に聖徳太子が建立した「橘寺」へ行ってみよかと。
バス停で周遊バスを待っていると、クイと同じように女一人旅風の人が一人。
目的地のバス停「岡橋本」ではその人も下車。
明らかに彼女の目的地はクイと同じだな。
でも、バス停には「橘寺」への案内板は無く、一瞬キョロキョロ。
その彼女は何かを見つけたのか、バスの進行方面へ歩き始めた。
一瞬クイも後をつけようかと思ったが、どうも違う気がして、道行く小学生に聞いてみる。
するとやっぱり反対方向。そして無事到着です。
橘寺はかつては大きなお寺で、5重の塔も建っていたそうです。
そしてポーズが魅惑的な菩薩とお顔が心にしみる地蔵さんに会えました。
偶然にも特別公開中でした。
そして、あまりの暑さに木陰で休んでいると、
さっきバスで一緒で反対方向へ歩いていった彼女が登場。
かなり汗びっしょりです。やっぱり同じ目的地だったのね。
ちょっと優越感でした。

次に乗ったバスは周遊券対象外のバス。でもあまりの暑さに、
とりあえずどっかへ連れて行って欲しかったので、乗っちゃいました。
周遊バスは「赤かめ」。今回乗ったのは「金かめ」。
これはコミュニティーバスで100円でいろんなところへいけるらしい。
富山の「まいどはや号」とおんなじ感じですね。

さて、その「金かめ」の運転手さんと仲良くなり、とりあえず
社会福祉センターへ。そこには「太子の湯」っていう温泉もある。
思わず入っていこうかと思ったけど、まだ早い。
おっちゃんとのトークで次は「高松塚」に行ってみることに。
最近ニュースでも防護服を着たとか着ないとかで、
かなり現状やられてる感じでピックアップされてたし、
前回ナオと来たときにはこなかった場所なんだよね。

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高松塚古墳は広い公園も併設しているんだけど、
まったく要領を得ない案内板に多くの迷子と遭遇。
そのうちの1人の男性とは園内のいたるところで何度も
迷いながらお会いしました。そして何度も「こんにちわ」ってご挨拶。
実際の古墳は既に公開されておらず、
カビや虫などによる侵食を防ぐために古墳の上には
防護用の建物が建てられて、古墳の石室自体の温度が上がらないように
冷却装置が設置されているらしい。

しばらく登ると、明日香の村を望める高台になってました。
展望台では靴脱いでごろーんと寝かせていただきました。
ここらへんの風景はクイが育った場所によく似てる。
みかんの木が沢山あって、懐かしいみかんの花の香りが立ち込めている。
あぁ~奈良に住みてぇ~。

本物の高松塚古墳の壁画は見れないけど、復元したものが、展示されているので、
それを見に行くことに。
実は復元するのに日本画家の故前田青邨が監修していたとは知らなかった。
高松塚はキトラと同じように4つの神様がやっぱり描かれていて
今回見た白虎ももちろんなんだけど、
キトラとは向きが違うの。なので、それはそれで楽しみ。
石室と同じように狭くて暗い空間に復元した絵が展示されているんだけど、
ここで事件が。
250円払って入場してしばらくすると、中学生のような修学旅行の男女が10人ほど入場。
そしてその中のガールがやかましい声で
「こんなところ全然興味ないんですけどぉ~」
「なんで70円も払わなきゃいけないわけぇ~?」などと大騒ぎ。
そこまでは許す。
しかし、その後その狭い展示室でいきなり写真撮影会ですわ。
「みんな並んでぇ~」
「いくよぉ~」などとフラッシュたきまくりで。
もちろんココは写真撮影禁止の場所。

ついにクイに白虎が降臨してきました。
自分で思ってるより、多分かなり大きい声で
「ここは写真禁止なんだけど!」
ボーイが「えっ本当に?」
「っていうか、すごくうるさい。もっと静かに見なさい!」
クルリっ。(いわゆるキビスを返す状態)

そしてガールは決まり文句のように
「なーに?あのばばぁ~」と聞こえるか聞こえないかのトーン
っていうか聞こえてるけどね。
すっごくスッキリしてゆっくり見れたけど、
基本小心者なもんで、心臓がバクバクしちゃって。
そこを出るときも「まちぶせされてんじゃねぇの?」なんて構える始末。
さすがにそんなに悪い子たちではなかったようで、
ちゃんとその場を立ち去っておりました。
それにしても、クイが怒りの鉄拳を下した後の、室内の静寂。
人生で1,2番に入る静けさでしたね。
20畳ほどのスペースに大人が20人は居たし。
でも、その施設の人もいたんだよ、その中には。
注意もせずに。。。。だから子供は人を殺してもいいと思うんだよ、きっと。

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興奮冷めやらぬうちに、次の目的地へ行くためにバスへ。
ここでもお客さんはクイ1人。やっぱり運転手さんと仲良しに。
結局石舞台につくまで、あーでもないこーでもないとしゃべりっぱなし。
まぁおっちゃんの言うことをかいつまんで言うと
「あんたみたいな若い子が、なんでこんな辛気臭いところを旅してんの?
それも1人で。わからんなぁ~」ということです。
よりかいつまんで言うと「若い子が・・・」ってことです(笑)。
このおっちゃんは中津川あたりの出身で、富山には行ったことがないけど、
仕事を退職したら絶対行ってみたいと言ってた。

石舞台には行ったけど見なかった。
だって前にナオと行ったし、石しかないし。
というわけで、ちょっと歩いて岡寺へ。
途中、高松塚古墳で何度も挨拶を交わした男性とまたもやすれ違う。
みんな行くところ一緒なのよねぇ~。

岡寺近辺まで行ってみるが、道路から歩かなきゃいけないし、
すごく天気も良くて、気温も高いし、疲れたし・・・
そのままバス停で座り込んで、
道行く観光客やおばあちゃんを観察。
するとさっき石舞台まで運転してくれたおっちゃんが
運転するバスがやってきた。
おっちゃんは、すかさずバスを止めて、
「どこいくん?」
「橿原神宮前駅。おっちゃん行く?」
「行かんわぁ~」
「分かったよぉ。」
「何分のやつ待っとるんや?」
「24分かなぁ」
「そういえば、さっき止まってたわ。もうすぐ来る」
「ありがとう」

おっちゃんの言う通りすぐにきたバスにのり、
最初の駅まで。
周遊券は十分に元を回収することが出来た。
それでも、まだ14:30なんですけど。
神社好きのクイが駅に名前がついてるほどの神社を
参らないわけにはいきません。

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軽い気持ちで臨んだ橿原神宮
実はすげー由緒正しくって、やたらビックな神社でマヂびっくり。
鳥居好きにはたまらない、巨大鳥居の二連発。
全部を廻ることは出来ないので、とりあえず外拝院、って思ったら、
これもでかっ!!
苔の蒸す香りがくーんと鼻をつく。
この匂い大好きなんだよね、昔から。
そしてここで、橘寺でクイより遠回りをして
汗だくになっていた彼女と再会。
やっぱりみんな同じような動きをするものなのよね。

さて、これらの大好きアイテムもクイの疲労をごまかす力はなく、
駅まで戻って荷物をコインロッカーから取り出し、
チェックインの16:00を待たずに旅館を訪れてしまいました。

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今回、泊まるのはやっぱり「トクー!」でゲットした「好生旅館」。
チェックイン時間前だけど快くお部屋に案内してくれたおじいちゃん。
お部屋はこの旅館の一番奥の2階。
道々食事するところやお風呂、おトイレなど案内してくれました。
お風呂は温泉じゃないけど、掃除時間以外24時間入れるそうで、
さっそくキラーンです。
自販機も通常の定価でジュースやビールもあるし、
かなり良心的な宿泊施設である。
確かに建物は古いし、窓からの眺めは期待できないけど、
なんせ駅からバリ近。

おじいちゃんにお部屋に通された後、
その息子と思われるおじさんがお湯を持って来てくれた。
そして夕ごはんは18:00とのこと。1人旅の時は朝ごはんはモチロン、
夕飯も宿の料理を食べておくのが良い。

速攻、16:30にまず入浴。
大浴場とまではいかないけど、ちょっと広めで1人だし、
お気楽でのんびり、ジェットバスも良いよ。
17:00には部屋でスーパードライ片手にプハッー!
そして、アテを買ってこなかったクイはハラペコ状態で、
18:00を待たずに大広間へ。
「お風呂ですか?」と聞かれ
「いいえ、おなかが空いてガマンできなくて来ちゃいました」と告白。
おばちゃんはクイを広間の席へ案内してくれて、
すぐにごはんやお吸い物、揚げたてのとんかつ、お茶と持って来てくれました。
早く行ったお陰で、できたての料理をおなかいっぱい食べれました。
味付けもちょうどいいかんじで、ホントにGOODな宿です。
広間に用意された席の様子から、最低30人くらいは今晩宿泊するらしい。
同じ女性の一人旅も何組かいたようです。

早く行ったので早く食べ終わり、貸し出しているマンガを片手に
さっさとお部屋へ。
すぐ寝ようかと思ったが、疲れすぎて眠れないってわかる?
そんな感じ。
21:30に寝れたのはいいけど、1:30に起きちゃうし。
なんかヘンな虫に食われて、かゆいし。
例によって、旅先では爆睡できないのでした。

:::つづく
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by k091 | 2006-05-31 00:31 | Event