今年はなんと一週間前に決まった甥っ子姪っ子の襲来。 是非キャンプにつれってやりたいと思っていたクイは、 ダーにも協力してもらって事前練習も既に完了し、 天気予報も一週間前にチェックしたときは、ビック晴れマークだったのに。。。。。 まず、場所決め。 7月最後の土曜日に実家へ帰ったクイは 子供達に聞いてみる。 クイ「キャンプ行こうと思うけど、どう?」 R(中3男)「いいんじゃない。あんまり乗り気じゃないけどね。」 S(中1女)「うん、うん。行ってみたいよ。」 K(小5女)「みんな行くがぁ~?それなら行く」 という訳で、叔母の心とはウラハラに なんともテンションの上がらぬ子供達。 とりあえず、「海か?山か?」を聞くと「海!」と言う。 実はクイ、これまで海でキャンプしたことが無い。 しかし自信が無いとは言えず、「海より山の方が涼しいし、川もあるよ」と ご提案申し上げると、やはり所詮ティーンネイジャー。 「じゃぁ。山がいい」ということに。 それでは、先日練習でも訪れた「利賀国際キャンプ場」に即決でした。 ご予定としては 8/5(金)夜富山へ 8/6(土)朝8時にクイ家を出発し、利賀で9時半から蕎麦打ち体験 その後、キャンプへチェックインし、一泊。 8/7(日)12時のチェックアウトに間に合うように撤収。クイ家へ戻る。 ってな具合。 子供達はクイ家にやってきたのは夜中12時頃。 電車で来ればいいのに、長男Rはどうも電車が苦手らしい。 ということで、妹の仕事が終わってから送ってきたのだ。 ダーに手伝ってもらって、クイ夫婦の部屋に布団を敷き詰め、 着いたらすぐに寝れるように準備。 だって、明日は6時起きなのだ。 長男Rが中学に入る時、 「夏休みの富山宿泊も、もう3人では来れなくなるかな」って 思い切り寂しくなって、長女Sにこぼしていたものだ。 すると彼女は「Rが来なくなっても、Sが中学になってもちゃんと来るからね」と 思いっきり大人コメントでクイを慰めてくれたものです。 既に長男Rも中3となり、長女Sも中1となった今年、 部活の合間を縫ってやってきたのだ。 というより、やってきてくれたのだよ。 さてさて、翌日8/6(土)。 6時半には子供達をたたき起こし、 ご飯を食べさせ、準備もさせて、 8時には無事出発。 当初、早起きするくらいなら 蕎麦打ち体験なんてしなくてもいいよぉ~的な 雰囲気だったクイ以外の4人(子供達3人+ダー1人)。 利賀までの山道にかなり車酔いをして グデグデになっていた長女Sと次女K。 いざ、「利賀そばの郷」に到着し、 予約した「ごっつお館・なかじま屋」 で受付をして お店奥2階に作られたそば打ちの部屋へ行く頃には、 皆さんそりゃ元気になったもんです。 先生は利賀のおじちゃんです。 おじいちゃんかもしれないけど、 顔に合わない程ばっちり決まった毛染めに 免じておじちゃんとしておきましょう。 根っからの職人なのか妥協は許さないのか、 完璧なそばを作らせようとします。 まぁ体験者としては粉からそばになればいいわけで、 でもおじちゃんは許しません。 大事なポイントはすべておじちゃんが手を下し、 言われたことを子供達がやることで おじちゃんの仕事がまた増えるといった繰り返し。 クイは手を出さず写真撮影担当だったけど、 ことの運びが万事そんな風だから、 おじちゃんの動きが気になって仕方なかったよ。 そしてクイたちの後にきた体験家族は クイたち以上のつわもので、おじちゃんはすっかり キリキリ舞いさせられており、 ダメ出しシーンが山盛りでした。 やはりそば作りの醍醐味は最後のそばを切るところ。 変わった形の包丁や板を使って、 それも細く均等に切らなきゃいけない。 っていうか、ここさえやっておけば あとはしなくてもいいって言うくらいの山場。 皆でおじちゃんが切ってくれた見本を目指して 切りました。 本来なら自分達の作ったそばを利用して コース料理がプラス1000円で出来るはずだったんだけど、 今日はお店の店主夫婦が不在らしく、 明らかに心配げなパートのおばちゃんが1人できりもりしてるため 1人210円でできる試食だけしてきました。 できれば、自分の切ったものを自分でっていう風にできればよかったけれど、 そんな申し出ができる余裕はパートのおばちゃんにはございませんでした。 まぁそれなりに楽しめて、 いざキャンプ場へ。 利賀国際キャンプ場はチェックインが13時から。 フリーキャンプ場だから場所は早いもん順なので、 まだ1時間以上早いけど、とりあえず行ってみる。 すると何の問題も無く、スルスルと受付手続きを行い、 そのままキャンプ場へ。 前日からの宿泊客や、デイキャンプの団体もいたが、 結構よい場所の確保に成功。 座っている場所から川が見れて(子供達が良く見える)、 木が立っていて(雨を少しでもしのげるように)、 備え付けの木のテーブルセットがある(5人も座れる椅子もテーブルもクイ家にはない)、 もちろんトイレや水屋が近くにある、 そんな場所です。 まずはテントの設営。 テントで寝るのも立てるのも初めてな彼ら。 ダーの指揮のもと着々と準備。 クイ達もはじめてテントを建てたとき思ったけど、 すっごい簡単なんだよね。 早くてびっくりだよ。 同様に彼ら達も驚いてた。 次にテーブルセットに覆い被さるように、 キャノピーの設置。 実はクイ。 これが一番の心配。 前回の練習の時に、人手が足りず風が強いからっていう理由で 設営を断念したのである。 あくまでも練習なので、一度は建ててみたかったのだが、 ダー曰く「でも、設置方法はもうわかったから大丈夫だよ」。 まぁこれが怪しいのである。 今までやったことないものを 基本一度説明書を読んだくらいで、 こなせるはずがない、ダー。 どちらかというと、そういうのはクイの分野。 でも、キャノピーの設置となると、 やはりダーに理解してもらってやってもらわなきゃいけないのだ。 一週間前まで晴れ予報だった天気は 3日前に曇りに変わり、2日前には雨に変わった。 20%だった降水量も、あっという間に50%まで早変わり。 そして迎えた本番は風は無いものの、 天気は下降気味で山の上の方では既に 景色が霞みかかって雨が降っている様子。 雨が降るとなると、このキャノピーの存在が非常に 重要なポストを占めるわけなのよ。 そして、実際設営してみると、 無風状態で雨も降っていない状態で何とか 建っているという有様。 だってペグ(柱を支える為のロープを引っ掛けて地面に打ち込む杭)を 上からまっすぐ垂直に打っちゃってるし、 そのペグも石にぶち当たって曲がったり、 すぐ抜けちゃったり。 バランスが取れてなくて、 ちょっと体がぶつかると全体がゆらゆらとスイングする状態なのよ。 あぁ、確実に不安だわ。 あとは細かな食べ物、飲み物、グリルなどの準備のみ。 皆でやったらあっという間の終わって、 かなり早い段階で子供達は川へ遊びに行ってました。 もちろんクイも準備完了後、一緒に遊び、 しばらく過ぎるとすっかり川遊びにも飽きちゃいました。 長男R「ねぇあと何するつもり?」 クイ「うーん。そりゃ。えーと。もちろん、大自然を満喫するのよっ!」 長男R「どうやって?」 クイ「うーん。そのー。えー。まー。」 長男R「トランプあるから、大貧民でもしようか」 クイ「そうだね。そうしようよ。うんうん。」 ダーも椅子に座り川を眺めながらウトウトし、 クイと子供3人で大貧民をして盛り上がっておりました。 クイが大貧民になり、 手元に来た良いカードを全て大富豪にあげなきゃいけなくなり、 ちょーっとつまんないなぁと思ったころ、 雨が降ってきました。 そこで、ちょっと早いけどお風呂行きを提案。 お風呂は先日下見済みの「天竺温泉の郷」。 すると、大貧民になったからだということであっさり却下。 しかし大人の言い訳を使って粘ってみて、 後2ゲームしたら行こう!ということになりました。 今思えばこの時、もっとスーパー言い訳を使って 強引にお風呂に行っておけば良かった。 2ゲーム目が始まってまもなく、 それまで小降りだった雨が確実に大降りになり、 間違いなく風が吹き始め、 絶対にゴロゴロっていう音が空から聞こえ出してきた。 とっても不安だったキャノピーは クイの予想を裏切らずに、すぐさま倒れそうになり、 ペグが外れ、支えるはずのロープが風に翻弄されるさまが 目の前で繰り広げられました。 もちろんトランプどころではございません。 全員椅子の上に飛び乗り、 めいめいにキャノピーのシートやポール、ロープを押さえ、 片手にはトランプを持ち、 足元は既に濡れまくっておりました。 それでも最初のうちは その非日常的な状況を楽しむ余裕すらあったけど、 比較的近くで雷が光り直ぐに轟音が響く頃には さすがの楽天家クイも「まずい。。。。」と 思うようになってきました。 雨を少しでもよけ為にと位置取りした大木の下も、 雷にかかったら危険な場所ランキング上位ですわ。 もうこうなったらとりあえず、 子供達を車の中へ。 そしてダーもクイも貴重品を手に 車の中へ。 哀れキャノピーはそのまま飛ばされるわ、と 思いきや大きくはためきながらその場をキープ。 キャンプだもの、テーブルの上には濡れても しょうがないものしか置いてない。 車の中で可哀想なキャノピーを眺めて 雨がやむのを待つなんて、 夏休みの日記にはふさわしくございません。 思い切ってそのままキャンプ場を後にし、 お風呂へ行っちゃいました。 夏とは言え、山は涼しいもの。 雨に濡れた体で風邪等ひいては弱り目に祟り目。 ちょうどクイ達がお風呂に到着する15分ほど前に、 100キロウォーキングのお子様たち約100名が到着し、 入浴中とのこと。 げぇ~。 そして、思春期突入期の長女Sは人が沢山居るお風呂には 入りたくないとのこと。 時間はたっぷりある。 そのまま20分ほど待つことに。 待っている間、身長や体重を測ってみたり、 お土産を物色したり、 学校の話を聞いたり、 外の天気を気にしないで済む屋内ならではの 落ち着いた時間を過ごせて、 これはこれで良かったのです。 しばらくすると長湯できないお子様達100名は 早々に上がってきて、 クイ達が入る頃には他のお客は1名しかいませんでした。 このお風呂は前回もクイ以外は1名しかおらず、 人の目を気にせず、縦横無尽に利用できた温泉です。 これなら、長女Sも満足の様子で、 素直に大浴場や露天風呂を満喫していました。 約1時間あまりお風呂を満喫して外に出てみると、 もやは無くなり、青空とまではいかないものの、 雨は止んでいました。 「あぁ良かった良かった。お風呂の選択は間違ってなかった」と キャンプ場に戻ってみると、 諦めていたキャノピーはまだそこにちゃんといたし、 テーブルの上の水害もひどくなかった。 ロープを大きい石にくくりつけ、 持ってきた洗濯ロープを使ってシートを木にくくりつけ、 外れたロープは車に結び付け、 何とかキャノピーとしての役割を果たすまでに修復。 その後、テントへ皆が移動するまで断続的に雨が降って 風も吹いたけれど、しっかりがんばってくれたキャノピーでした。 次は夕飯作り。 今日のメニューはいわゆるバーベキュー。 初めてのキャンプはBBQでしょ。 もちろん、ナスの南蛮漬けやトマトサラダ、 キュウリの浅漬けなど持参品も準備し、 飯盒も登場。 みんなおなかいっぱいで満足なお食事でした。 ただ、途中ご飯が炊けるまでに時間が空いてしまい、 その間、長男Rが車内でうたたね。 この長男はこの部分が妹にそっくりで、 一旦寝るとなかなか起きない。 それに起こすと機嫌が悪い。 案の定、起こしても起きず。 無理やり起こしたら、すねまくってブスッとした表情。 炊き上がったご飯も一口も手をつけず。 こうなったら、テコでも言うことは聞きません。 こいつとはミルクを飲んでいるころからの付き合い だもの、対処方法くらい知っています。 クイ「どうした?具合悪いのか?」 長男R「別に・・・」 クイ「(おでこに手を当ててみる)熱あるんじゃない?」(本当は熱くない) 長男R「うーん。頭痛い」 クイ「そっかぁ。風邪かも知れんね。テントで寝るか?」 長男R「いいよ。。。」 クイ「悪くなったら困るから。寒くない?長袖あげようか?毛布は?テント入って。」 長男R「うん」 ・・・・・ という具合に怒りから一転、心やさしいおば様に変身するのである。 だいたいこの作戦で長男Rはうまく収まるのである。 逆にここで一度ご機嫌斜めのまま、過ごしてしまうと 翌日もその翌日も心を閉ざしたままで、 下手すると2ヶ月くらいは引きずるっていうケースもあるわけで。 結果、翌日テントから出てきた彼は、 今まで見たこと無いくらい、 妹の次女Sが「すっげースマイリー!」と爆笑するくらい、 ご機嫌で起床してきたのでした。 翌日8/7(日)。 快晴!とまではいかないものの、 昨日の暴風雨に比べれば、ずーっと良いお天気。 寒かった気温も時間が経つにつれ、 とっても快適な温度に。 びしょぬれになったテントや 湿気でヘロヘロになったシュラフや中敷マットなど すっかりカラカラに乾くほどお日様が出てきました。 今回の朝ご飯にはクイの自信の一品があります。 といっても、作ったことはなく レシピを見て「こりゃ美味いに違いない!」と 確信した一品なのです。 それは「マッシュポテトお焼き」です。 市販のマッシュポテトの素に牛乳やコンビーフ、 コーンなどを混ぜて鉄板で焼くのです。 まず、一番早く起きてきた次女Kのコメント。 「微妙かも」 その次に起きてきた長男Rのコメント。 「うーん。悪くない。あっ、でも俺も微妙かも」 そして、ダー。 「美味しそうじゃん。(モグモグ)ちょっと苦手かなぁ~」 最後に評価が既に確定している状況に起き出してきた長女S 「・・・ダメだわ」 というわけで、玉砕です。 もうこのメニューもこの話題も封印いたします。 軽く焼いたロールパンに サニーレタスと 焼いたウインナー挟んで ケチャップで色付けして 朝食完成。 これは大人気で完売です。 朝ごはんが終わったら、 しばらく川で遊びながら、 12時にチェックアウトに向けて 徐々に撤収準備。 皆で一緒に片付けたから、 案外早めに完成。 受付でチェックアウトして ごみを捨てて、 出発。 途中、利賀の固豆腐を3丁購入。 前回あまりの旨さに増量です。 帰りは行きとは別の道を選択。 来るときに次女Kがかなり辛そうだったからね。 でも、やっぱり山と下界を結ぶ道はクネクネなのよ。 それでも途中、道の駅などがあったから 止まり止まり帰ってきたから 少しは良かったようだ。 下界はやっぱり暑かった。 家に帰って荷物を降ろしている時に、 本日初めての汗です。 家なのかが一番暑かったりしてるのよ。 ふぅ~。 無事帰宅し、 荷物も片付けて、 一息つくともう6時。 子供達は今日帰らなきゃいけないので、 妹が迎えにくることになってる。 クイ的には旅をさせたいのだが、 やっぱり電車は嫌だそうだ。 7時に迎え来て帰ったのを見送ると 数分後にはもう爆睡。 キャンプは本当に疲れさせてくれるから 爆睡できるのよ、ホント。 あぁ~明日休みにしておいて、 良かったよ、まぢで。
by k091
| 2005-08-07 22:41
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